フルオーダーインソール SELCORRE KOBE

学習するインソール SELCORRE KOBE

は、足腰や歩行に不安がある方に向けたフットケア用品です。

積極的に「学ぶ」足

全身の骨は208個あるのに対し、くるぶしから下の骨は56個もあり、
全身の骨の約1/4が足に集中しています。
足の裏の面積は、全身の2%しかなく、たった2%で全体重を支えています。
これにより、足にかかる負担は1日540トンにもなります。
また、足の裏には神経が集中しています。そのため、靴の中に小石があるだけでも、痛くて歩きづらくなってしまうのです。

    • 足(足裏)は、からだの中で唯一、地面と接します。足の裏には地面の固さや凹凸、温度などを感じ取るセンサーが豊富にあり、地面からの情報を積極的に吸収しています。
    • このような足からの情報は、脳の成長を促します。こどもが大人と同じようなエネルギー効率の高い歩き方ができるまでには、およそ7年(7歳)かかるといわれています。
    • このように、ヒトの足は、7年間という膨大な期間を費やし、積極的に地面からの情報を吸収し効率の良い歩き方を「学習」するわけです。
    • 圧力が色で表示されています(赤色=圧力が高い。青色=圧力が低い)。
      4歳では踵の圧力が高く指先の圧力が低い状態が、8歳になると指先の圧力が高まり色がつくようになります。

【メカノレセプターの役割は「センサー機能」です。例えば重心がどこにかかっているかを検知します。情報は脳に送られ、「真っ直ぐ立っている」「左に傾いている」など判断します。そのセンサー機能の働きが弱い場合は、重心を感じ取りにくく、バランスが悪くなります。】

「学べなくなった」足

足の裏に胼胝(タコ)が見られる方、足の指が変形(外反母趾、内反小趾)している方がおられます。このような状態の足は、地面からの情報を吸収することが難しくなります。すると、しっかりと地面を踏ん張ったり、力強く歩くことが難しくなります。

結果として、7年間もの歳月を費やし学んだ「歩き方」を忘れ、効率の良い歩き方が学べなくなります。さらに効率の悪い歩き方によって、
転倒のリスクや関節への負担を生じさせる要因に繋がります。

ドイツは世界有数の足の教育大国

ドイツは、足に関する教育が世界的にみて進んでいます。すでに1900年以降、足の病気に対する治療を専門とする「足病学」の理論と技術が体系化され、「フスフレーゲ」とよばれる足の手当てを担う専門家が登場し、2002年には、足病専門医の国家資格が作られています。

そんなドイツでは、こどもの靴を選ぶ際、多くの場合、よちよき歩きの段階から機能性を重視した靴を履かせます。
日本で散見するようなデザイン性重視のキャラクター靴を履かせることはほとんどないようです。

ドイツは、世界有数の足の「教育大国」といえます。

SELCORRE KOBEができるまで

医療専門職が教育プランを立案

「SEL CORRE」は、いまのからだに最も適した歩き方を足に「学習」させるために考案されたインソールです。 まず専門家が「フットプリント」と呼ばれる足のデータとお客様からのヒアリングにより得られた情報をもとに足型を考察し、学習を進めるための最適な骨格の形状プランを立案します。

次に、立案された形状プランをもとに、足型の高画質3Ⅾデータ(約44,000ポイント)を作成し、理想的な歩き方の学習が進むように、形状を㎜単位で補正していきます。

最新技術と熟練の技の融合

㎜単位で補正された高画質3Ⅾデータをもとに、型を特殊な機器を用いて立体採型します。出来上がった型は熟練の職人の技術により、更に㎜単位の調整がハンドメイドで加工されます。
こうして、靴の中に入れて履くだけでからだに最も適した歩き方が学習できる、あなただけの特別なインソール「SEL CORRE」が出来上がります。

セルコレの芯となる素材は、「サブオルソレン」を採用しています。
義肢装具の素材としても使用されており、耐衝撃性、耐摩擦性に優れた素材です。

セルコレシリーズ